日本製にこだわった腕時計の「和心」。読み方は「わこころ」。
そして「和心」のブランドコンセプトは「日本」。
現在の腕時計における製造の主流は中国製です。自社ブランドの商品も中国製が多く、一部を日本製としてラインナップしているのみでした。
ですが、ただの日本製では「ブランドを立ち上げる意味をなさない」そう考え、私たちは自身の根底でもある職人に注目を致しました。
株式会社和工――――
私共はおかげさまで半世紀を腕時計一本で生業を立ております。
昭和39年7月に腕時計のケース工場として戸田市に和工製作所を立ち上げ、各メーカーにケースを納めてきました。
情勢変化により、多くの企業が中国へ進出し弊社に残されたのはケースを作る技術だけでした。
ですが、その技術を生かしケースだけではなく腕時計を作りあげる技術を確立し、日本製の腕時計を製造、販売するに至りました。
平成2年には現在の(株)和工に社名変更をし現在に至るのですが、やはり時代の流れには逆らえず、自身も中国へと製造拠点を移さざるを得ませんでした。
ですが、わずかながらにも自社工場を稼働させ日本製のケースを製作しているのでケースは社内で製造をし、バンドにも工夫を凝らした日本が誇る職人技をちりばめた商品にしたいと考えるようになり、今回の企画へとつながりました。
日本の技術、伝統を融合させるところから「和」その心を大切にしたいところから「心」その二つの思いをブランドに込めました。
ブランド名「和心」は伝統と日本の心を感じさせる時計となっております。
ステンレスSUS821L1
東京豚革
日本製
機械式モデル。オープンの文字盤、そして裏蓋もスケルトン。東京豚革のバンドがシンプルかつクールな商品です。
ピッグスキンは、日本国内で唯一自給自足できる革原皮です。全国でも10数件しか残っていないピッグスキンタンナーにより国内で生産され、その生産量の約8割が東京・墨田区で製造されています。
表面の強さや引張強度などの面でも、非常に優秀なオールマイティーな素材であり、ファッションのメッカ・東京で生産している好条件から、有能な職人とその技を生かした、高付加価値な素材表現も魅力のひとつです。
西欧の名だたる高級ブランドの最高モデルで使用されるピッグスキンですが、何よりも価値のあることは、伝統的で安心して使用できる日本産素材であり、日本から輸出される数少ない革ということです。
従来、ステンレス製品でのアレルギー反応に対しては、SUS316Lという材料を使用してきました。
アレルギー反応を起こしやすい物質としてニッケルがあげられますが、このモデルに使用したSUS821L1のニッケル含有率は4%と、SUS316Lの12%をはるかに凌ぎ、また、強度は2倍と、とても優れた材質です。
また、一般的な時計材料のSUS304と比べても、強度・耐食性が高く、時計のケースに非常に適しています。
日常生活防水/5気圧
ケースサイズ:(約)50.0mmx42.5mmx12.2mm
全長(腕回り):(約)260mm(150mm〜200mm)
ムーブメント:日本製